浮金石の丁場

小野田大治

2021年10月14日 07:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

福島県小野町で採れる浮金石の採掘場へ行って来ました。

この石は日本では珍しい黒一色の石になります。


日本石材工業新聞社HP(いしマガ)より

写真では分かりにくいと思いますが金色の模様が入っています。

青い模様が入っているベルファースト(南アフリカ産)も有りますがこのような模様が入っている石は珍しいです。

さて丁場(採石場)の様子ですが綺麗にベンチカットされています。



相変わらず掘っている石が大きすぎてサイズ感が分かりずらいです。ワイヤーソーで切っている場面を見ればもう少しわかりやすいかも



これは3Mぐらいあります。お墓の一番上の竿石の普通サイズ(8寸墓石)では大体60センチです。

これが5本ぐらい縦に並べるほどの高さになっています。

なぜワイヤーソーで切って掘り出すのかと言うと少しでも無駄を無くすためです。

爆破や熱で切っていくと普通は30㎝~1Mぐらいは熱や勢いにやられて使えません。

少しでも使える石を増やすためです。

ただ、ワイヤーソーを使える形に掘るためには苦労とワイヤーを入れる穴を掘るためにとんでもない労力が必要なので使っている所は少ないのが実情です。

愛知県の丁場では使っている所は無いかと思います。

この様に出来るだけ長く多くの量が使えるように大切に掘っている丁場です。

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今日の家紋 浮線蝶
浮つながりです。浮線とは(浮線綾文様)と言う着物の折り方が有るそうです。この折模様を見ているとだんだん蝶に見えてきてこの蝶を家紋の図案にしたものだそうです。ですのでもともとは蝶とは一切関係のない文様だったそうです。


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