基礎にアンカーで固定していた延べ石の直し

小野田大治

2022年01月26日 07:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

他者施工のお墓の修理です。

普通であれば石にアンカー穴を開けてそこを平・コーナー金具を付けて固定をします。

今回直したのは石と石を固定したのではなく石と基礎コンクリートを固定したものでした。



本来ならアンカーの写真が有れば良かったのですが全体写真しか撮って無くてズレていたのはこんな感じです。

このほかにも2本ズレていて1本は折れて外れていました。

なぜかと言うと1か所しか留めていないから。1か所ではそこを中心にクルっとズレてしまいますよね。


昔数多く作られたこのタイプの外柵(囲い)では間違いなくズレます。

なぜズレる方法を取ったかと言うと、昔は大きな石は貴重でした。

そしてこのような大きな石は運ぶことも持ち上げることも大変なので部材を小さくする必要が有ったのです。

お城のような重量物を支えなければいけないほど大きな石垣を組むわけではないですしね。

トラックに付いているクレーンを使えるようになり当社ではここ10年ほどこのような外柵(囲い)は施工していません。

最近ではこのようにズレないように基礎にアンカーを打つ石屋さんもいます。

もちろん2か所です。

時代と共にやり方も変化しているのです。



完成後はこんな感じで綺麗になりました。



---------------------------------------------------------------------

今日の家紋 月に三つ星
名前に藤の文字が着く方に多い家紋。
平安時代の藤原氏とかかわりの有る方に多い家紋になります。


お墓の新規建墓・修理・リフォームなど気になることは何でもご相談ください。
ご相談は無料です。

墓石・墓誌への戒名(法名・お名前)の追加彫りも承ります。
詳しくは(有)小野田石材までお問合せ下さい。

電話:0565-32-2427

携帯:090-8670-7338

ホームページ:https://www.onoishi.jp/

e-mail:info@onoishi.jp

-------------------------------------------------------------------------

関連記事