基礎の下の土が流れて傾いたお墓の直し

小野田大治

2020年05月23日 07:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

今回はお墓の基礎の下の土が流れてしまって傾きかけたお墓の修繕です。

祖母がいつもお墓を大切にしていたのでやっぱり傾いたままでは気がひけて申し訳ないとの事からご依頼を受けました。

この事は古いお墓でよくある事です。

建てた時は地面の高さとお墓の基礎になる部分の高さは同じか基礎の下が隠れるぐらいに建てます。

長い年月により土が流れてもともと有った地面の高さより低くなる事はよく有ります。

今回はそんなお墓の修繕です。



分かりにくいかも知れませんが基礎の下から土が見えます。

このお墓が建てられたときは一般的におこなわれた基礎の作り方なのです。

それともう一つ

少ない材料でもできるだけ高く立派にするそんな時代背景だったのです。

解体して見るとやっぱり裏込め(裏の基礎)が無く砂利で固めてありました。

お城の石垣と似たような工法なので昔ながらの工法で、やっぱり当時としては問題はありません。

しかし今では問題が有るのでもっとしっかりとやります。

こんな状況で下ので最低限の補修だけで済ませてます。

もちろんすべて解体して修繕の見積もり、とりあえず修繕の見積もりの2種類を出しました。

一番簡単に基礎に生コンで補強(5万円)から延べ石直し(3万円)

すべて解体して建て直し(50万円)などなどです。

数年経ったら綺麗にしたいと言う話のおっしゃっていましたので今回は補強と延べ石直しをするとなりました。

外してみたら上記な状態でしたのでしっかりと直した気がしない。

と言う事で最低限の5万円の請求書を出させていただきました。



お墓を建ててから数十年経っているのでこの状態でも20年ぐらい地震等が起きなければ十分持つと思います。


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今日の家紋 稲妻紋(隅立稲妻)
「稲に通う妻(夫=ツマ)」とした言い伝えにより古代の人々は雷神が稲を孕ませ、稔りを与えてくれると考え作った家紋。
公家の藤原北家四条家流の戦国時代には山科言継卿が有名です。


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