石がピカピカ光る研磨の仕組み

小野田大治

2019年11月15日 07:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

お墓を磨く際の実際に磨く部分を作っている三和研磨工業さんまで行って磨きの講習へ行って来ました。



普段からやっていて知らないの?

いえいえそうではありません。

知らない事は無いのですが、それぞれが自分でやってきて感覚でつかんできたもの。

それゆえに何をもって一般的な・普通なと言うのが無いのです。

と言う訳で実際に作っている企業でどんな想定で使い方で作っているかを勉強してきました。

座学を通してまずは研削のメカニズムから。

磨いた後の表面はどうなっていると思いますか。

磨いてツルツルなのでヒビも入っていない綺麗なものだよねっと思いませんか。

圧力がかかると目に見えない細かなヒビがたくさん入ります。これは脆姓(ぜせい)破壊と言うそうです。

このヒビを削り取る作業をするのが磨きになり塑性(そせい)変形になりヒビの入った元の姿に戻らない変形を起こすそうです。

と言う事で実は綺麗に見えてヒビだらけの脆いものだったりします。

さて、では実際にどんなヒビが入っているかと言うと。

マイクロスコープで覗かないと見えない。表面の粗さを計測する機械でないと分かりません。

粗目の200番で磨くと大体平均値が3.8μm、一番深い所で27.9μm。

小っちゃすぎてよく分かりません。

これを仕上げ付近の3000番だと平均値が0.17μm、一番深い所で2.00μm。

仕上げをかけると平均値が0.05μm、一番深い所で0.43μm。

この細かさを出すのが上手い下手が出てどれだけ丁寧に磨くかによって出てきます。

実はうまくないのであんまりやらない私がこの話を聞いて教えてもらいながら磨いたら。



平均値が0.116μmで出来ました。



ちなみに反射光を測る機械で測ってみると90.5。

まあ、平均ちなみには磨けてたみたいです。

国内加工で一番すごいと言われている職人さんだと100を超えてくるそうです。

さすがにそこまで手をかけることは出来ませんが弊社がお墓の制作を頼んでいる所は平均95はぐらいは有ります。


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