手加工をもう一度基礎から

小野田大治

2019年11月14日 07:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

宇治に有る道具屋さんで手加工の講習に参加して来ました。

職人さんなら手加工はおこなうのではないの?っとお思いになると思います。

今回は電動で動く機械は使いません。

ノミ・セットウ(金槌)・コヤスケ・ビシャン・小叩き等昔ながらの手だけで動かす道具のみを使って作品を作ってきたんです。



まあ、写真と並びは有っていませんがこれらの道具を使いました。

まずはセットウとコヤスケで粗削りから始まります。



最後は角をちゃんと残したいから石が飛んでいかないようにベニヤ板を当てて飛散防止です。

それからこのようにノミとセットウを使って少しずつ削っていきます。



写真は香川県高松市の大川石材の大川さんが講師だったりします。

そしてざっくりと6枚歯のビシャンをかけて目を細かくする10枚歯ビシャンで仕上げをします。

ちょいっと深くまでノミが入ってしまってビシャンをかけれなかった所も有りますがほんのちょびっとだけですんでよかったです。



これは上から見て真四角にするために端になる所を小たたきで叩いて角にします。

で、要らない所をまたコヤスケを使ってハツっていくのです。

この2工程でこの様になります。機械を使て無いのにまっすぐになっていると思いませんか。



今度はノミを当ててまっすぐにするのではなく割れた自然の石のように見える感じで割っています。

さて、最後の一面ですが小叩きになります。



大きな段差もなく綺麗に筋が入りました。分かりにくいかも知れませんが、4隅まできっちり入れておきました。

これだけやって4時間ぐらいかかっています。

電動工具を使っても小叩きはあまり変わらないのですがビシャンをかけるためにノミとセットウの所はだいぶ時間短縮にはなります。

次の日は講習2日目磨きをやります。

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