稲田石の採掘場(丁場)

小野田大治

2018年10月26日 09:00

交差点の角の石屋さんの小野田石材です。

稲田石の丁場の全体はこんな感じです。



実際に採掘する直前はこんな感じになります。



ちょっと変わりづらいですね。高さは人の背丈の2倍ぐらいになるので3m長はあると思います。



この穴はなんだと思いますか。

ガスバーナーで石を焼いて切った跡です。もちろん熱を加えるのでこの穴の両脇10~20センチは使い物にならず当然のことながら破棄します。道具は下の写真です。



本来はそんなに長くないのですが、下の方まで火を当てるため道具を繋げてゆき底まで届く長さになるとこれぐらいの長さになります。

その後、トラックに載せれる大きさに割ります。その割った石ですが・・・。



この写真では分からないかも知れませんが現地でよく見ると赤い点々が・・・。

この点々が鉄分が多すぎて時間とともに酸化が進み赤い点がくっきりと出てきます。もちろんこの石は使えないので当然破棄。もしくは砕いて港まで持っていき、ただで良いので砕石として使って下さい。埋め立て用に使って下さいと全く価値のない石です。

こうゆうことを考慮するとせっかく掘り出しても使えない部分がけっこう有りどうしても石製品は高くなってしまいます。

そして使える所の最終はドリルで穴をあけて写真のようにくさびを打ち込んで。



ぱり~~~んと割ります。




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