お墓の事情

小野田大治

2012年03月17日 18:12

最近、お墓を買われた人であれば、墓石の大半は中国材と言うことを知っていると思います。
やはりお値打ちにお墓を建てたいとあれば墓石を作る人件費の安い中国には敵いません。ですのでどうしても中国製品になってしまいます。

さて先日、メ―テレで中国での石屋さん情報が取り上げられました。
今までであれば中国の石に関しては日本が最大のお得意様であったのが、新興国の需要の高まりから普通の顧客へなりつつなってます。
新興国としては高くてもいいから欲しい。それに対して日本は以前の価格と品質を知っているがゆえにそれを望んで求めています。

実際の所、仕入れ値は確かに上がっており、昨年と比べれば1~2割程度は上がっており、注文したサイズとは少し違った物が来るようになりました。価格においては企業努力で値上げはしていませんが、サイズ違いは困ります。少し切ればよい所なら良いのですが、手直しに時間のかかる部分では困ってしまいます。そして納期も時間がかかるようになりましたし。

以上の事を踏まえると、今後、墓石に関しては値段が上がります。数年後に一気に値上げがあり、そして品質も下がるのではないかと私は思っています。だからお墓を建てる予定の方は早めにと言うわけではありません。建てる時にまわりから聞いていた値段とだいぶ違っているかも知れないと頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。

墓石に関わらず、中国製品は今までのように安いと言うわけにはいかないと思います。
逆に国産の方がお値打ちになるかもしれません。



欲しいものが買えなくなるかも~~(ToT)
    ↑個人的な欲望

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